事例
事例① 転倒骨折
- 場 所 :
- 脱衣所
- 状 況 :
- 椅子に着席する際、いつもよりほんの少し椅子から離れていたため、バランスを崩し、椅子の横で転倒される。職員も近くにおりましたが、お客様の自立能力を過信してしまい、転倒時には支えられなかった。
- 対 応 :
-
① 病院にて手術、約2カ月の入院
② 週2回の訪問看護(リハビリ)とデイサービスとで連携をとり、
立ち上り、歩行のリハビリを約1カ月で歩行器を使用して、
歩行が可能となる。
③ ご本人様がリハビリを諦めないよう、
職員全員での掛け声と見守りを徹底しました。
事例② 退院後の入所
- 状 況:
- 要介護4の方が入院中にベッドに寝たきりになり、下肢筋力の低下から立ち上がりが困難になってしまった。ご自宅で介護することができないので、あんしんケアに入所されました。
- 対 応:
-
① 車椅子対応と日常生活の中で立上りのリハビリを取り入れる。
② 毎日デイサービスをご利用していただき、乗車時、トイレ、入浴時に
2人介助により、立上りの自信をつけていただき、
ご自身の立上り意欲を維持していただくことを
声掛けなどにより徹底しました。
③ 時間をかけて、2人介助から1人介助となり、
乗車時、トイレ、入浴時の立上りは、
ご本人も自信をもっていただけるようになりました。
事例③ 認知症
- 状 況:
- 入所されている90%以上の方が認知症です。
症状や認知症の進行状況はさまざまです。 - 対 応:
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① スタッフ全員で一人ひとりの状況、その方の背景などを把握します。
② “なぜ?”問題行動をしてしまうのか、
その方の言動をそのままとらえて、その方がどう解釈し、
どのように心が反応したのか?という、
その方の言動の背景にある事柄、心情を理解することに努めます。
③ 定期的なモニタリングと認知症に関する社内研修を実施し、
お客様一人ひとりの状況を把握に努めています。